【函館記念 × 過去データ分析】波乱傾向が強い函館記念の穴馬条件とは?
2ケタ人気馬の激走が目立つ関西馬
人気順では関東馬で3着以内に入った11頭はすべて1ケタ人気馬で、10番人気以下の好走はなし。対して、関西馬は3着以内馬19頭中10頭が1ケタ人気馬で、9頭が10番人気以下。関西馬の連対率・複勝率では1ケタ人気馬よりも10番人気以下が上回っており、10番人気以下の単勝回収率・複勝回収率はともに200%以上と非常に高い。
東京を含む前走中央開催組の複勝率が高い
それに対し、前走ローカル組は複勝率12.4%と差をつけられている。出走数が多い前走函館組は昨年のホウオウビスケッツら2勝も、複勝率は11.7%とローカルの平均以下だった。
前走重賞組で今回斤量減の馬が好成績
前走オープン特別組の複勝率は10%台と高くない。前走3勝クラス組は一昨年のローシャムパークが勝利。前走3勝クラスで1着だった馬は【1.0.1.4】で複勝率33.3%と健闘している。
前走5着以下で今回斤量減に注目
複勝率では今回斤量増の馬が16.7%で続いており、斤量増減なしの馬が12.7%と最も低い。
【結論】
近走着外続きのキミノナハマリアの一変に期待
混戦ムードが漂う今年の函館記念において、前走阪神牝馬Sで11着だったキミノナハマリアの一変に注目。前走中央開催の阪神(表2)、前走G2組で今回斤量減(表3)、前走5着以下で斤量減(表4)と穴馬の条件は揃っている。近4走はいずれも重賞で着外に敗れているが、函館芝は2戦2勝と相性が良い舞台。昨夏は福島牝馬S14着後に函館の3勝クラス・五稜郭Sで後に日経賞を制するマイネルエンペラーを破って快勝している。人気薄の激走が目立つ関西馬で、10番人気以下でも積極的に狙ってみたい。
今年の中山金杯を勝利したアルナシームはハンデ59キロがネック、前走阪神大賞典2着のマコトヴェリーキーは前走から斤量増減なしが気になる点だ。前走重賞組では今回斤量減となるハヤテノフクノスケ、マイネルモーントが1着候補。他では前走3勝クラス・シドニーTを制したランスオブクイーンも人気にかかわらず、上位に評価したい。
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